長期的な資産形成なら貯蓄じゃなく投資!日本人が知らない投資信託活用法
皆さん貯金していますか?
貯金をせっせとしている方の中にはちゃんとした使用目的があり貯蓄している方もいらっしゃると思いますが、多くは漠然と「老後のため」に貯金していると思います。
バブルの頃は普通預金の金利が2.0%、定期預金なら6.0%といった今では考えられないほどの高金利だったため、銀行や郵便局にお金を預けて10年経つと約2倍に増えていたという時代がありました。
ちなみに今の銀行に貯金した際の金利は普通預金で0.001%、定期預金で0.01%といった感じで預けていたとしても全くお金が増えない状態です。
残念ながら現在は昔のように貯蓄でお金を増やすことはできません。
ですが、バブル時代の頃のような金利で資産形成が可能となる方法があります。
それが投資信託です。
日本では資産の大半を銀行や郵便局への預金に回すケースが多いですが、アメリカでは投資で資産形成をするのが一般的です。
すぐにお金が必要でなく、長期的に資産を形成したいという場合には是非投資信託を検討してみてはいかがでしょうか?
目次
投資信託とは?
もし明日から急に株式投資を始めて資産を増やすことができますか?
世界情勢に詳しく、会社の決算書を読み解くことができ、先見の明がある方であれば、可能かもしれませんが、多くの方は知識もないのでまず失敗することと思います。
どんな業界にもプロと呼ばれる人はいるもので、投資の世界にもプロがいます。
自分ではどこの株を買ったらいいのかわからない、そんな時はプロにお任せしちゃいましょう。
世の中には投資ファンドと呼ばれる資金運用のプロ達が集まった会社があります。
投資ファンドでは日々預かった資金を増やすためにプロ達が切磋琢磨しています。
お金の運用のプロである投資ファンドに自分のお金を預けて増やしてもらうのが投資信託です。
投資ファンドには株をメインに運用するファンドもあれば、債券をメインとするファンドやリート(不動産)をメインとするファンドなどがあります。
個人で株式投資を行う場合は、例えば、トヨタ自動車の株を買うとか、ソフトバンクの株を買うといった個別で買っていくことになりますが、投資信託の場合はそれぞれの投資ファンドが目利きをし、厳選した会社数社に投資しています。
要するに、1社の株だけでなく数社の株を持つことになるので「分散投資」になります。
ただ、これだけでは十分な分散投資とは言えません。
分散投資が長期投資の基本になるわけですが、どうして分散投資をすべきなのか、本当の分散投資とは何なのかについて説明します。
分散投資が長期投資の基本である理由
例えば、今日
株式会社Aの株を1株1万円で100株買う(100万円分)
とします。
デイトレードのような短期売買ではなく、長期保有の資産形成のために購入したと仮定します。
5年後にA社の株価が5000円になっていたら、100万円で買った株の価値は50万円と半分に下がってしまいます。
もちろん10年後にA社の株価が15000円になれば、価値は150万になり、50万円の儲けがでますが、10年後の株価は所詮結果論であり、事前にわかるものではありません。
投資の神様と言われるウォーレンバフェット氏のようにデータを読み解き、先を見通す力があれば話は別ですが、通常ではプロであったとしても将来の株価を予想することは難しいです。
そこで、今日
B社の株を1株2万円で25株
C社の株を1株5千円で25株
D社の株を1株5千円で25株
買ったとします。この場合も100株所有で100万円分となります。
そして、5年後には
B社の株価は1株1万5千円
C社の株価は1株1万円
D社の株価は1株1万5千円
となっていたとすると、100株の合計の価値は112.5万円となり、12万5千円のプラスとなります。
A社もB社も株価が下がっていますが、C社とD社の株価が上昇していたことによって損ではなく、収益をあげることができました。
同じ100万円を使った投資であっても、1社のみ保有するのか、数社に分けて保有するのかでリスクが変わってきます。
つまり、どうして長期投資の場合、分散投資が基本となるのかというと、なるべく損を出さないよう危機回避(リスクヘッジ)するためです。
正しい分散投資の仕方について
分散投資が長期投資の基本になりますが、間違った分散投資をするとリスクヘッジにはなりませんので注意が必要です。
投資商品の種類を分散
先程のA、B、C、Dの4社に分散投資した例では、AとBは株価が下がりましたが、CとD社の株価が上がったために資産を増やすことができました。
ですが、もしAとBだけでなくCとDも株価が下がっていた場合はどうでしょうか?
その場合は大きな損失を出すことになります。
4社ともが株価を下げるといったリスクを避けるためには、2社の株価が下がった際には残りの2社の株価が上がるといった反比例のような関係が好ましいですね。
そんな反比例のような関係にあるのが「株」と「債券」です。
債券は国や会社がお金を借りるために発行する有価証券のことで、国の債券を国債、会社の債券を社債と呼んだりします。
債券の場合は◯年後にお金を返すと予め決まっており、その期限のことを満期と呼びますが、満期に至るまでの間、利息を支払います。
そのため、債券は株に比べてリターンは少ないものの安全性が高いとされています。
では、どうして株と債券は反比例の動きをするのかというと、
↓
債券は売られ、株式が買われる
↓
株価が上がり、債券価格が下がる
↓
株式は売られ、債券が買われる
↓
債券価格が上がり、株価は下がる
といった動きになるからです。
そのため、分散投資をするのであれば、株式メインのファンドと債券メインのファンドに分散した方がリスクを避けることができます。
投資信託には株と債券だけでなく、REIT(リート)という不動産投資をメインとしたファンドもありますので、分散のためリートメインのファンドにも投資しておくと、よりリスクを減らすことにつながります。
投資対象国も分散させる
また、日本にバブルがあったように、遅れて近年中国がバブルになりました。
そういったように世界においても先進国、新興国、後進国と経済状況にバラツキがあります。
日本の人口は減少しており、日本経済がこの先どうなっていくかはわかりませんが、世界全体としてみれば、世界人口も増えており、経済は発展していきます。
世界全体で見れば発展はするでしょうが、個々の国でみると、経済が発展するのか、衰退していくのかを見分けるのは難しいです。
そのため、日本の株式や債券だけでなく、海外先進国や新興国の株式や債券にも分散投資した方がよりリスクヘッジとなります。
投資信託の正しい買い方について
もし今仮に1000万円の資産があり、資産形成のため、1000万円を投資信託にまわそうと考えていたとしても、一度に1000万円分を購入してはいけません。
投資信託は購入する投資商品の種類の分散や投資国の分散だけでなく、買い方にも注意が必要です。間違った買い方をすれば大損することにもなりかねません。
1度に購入するのではなく、分けて購入する
近年の日経平均株価は2万円を超えていたりしますが、10年ほど前には日経平均が9000円くらいまでに落ち込んだ時代がありました。
では、今の日経平均株価2万はMAXの価格なのでしょうか?そして日経平均株価9000円は最低の価格なのでしょうか?
そんなことは誰にもわかりません。この先日経平均株価が3万になる時代がくるかもしれませんし、5000円まで落ち込むかもしれません。
未来のことは誰にもわかりませんので、1度に購入してしまうということは、今後株価が上がるのか下がるのかの2択で資産を増やすのか減らすのかが決まってしまいます。
投資ファンドの場合どのくらいの成果を出しているのかを知る1つの指標として「基準価格」というものがあります。
基準価格は総資産額を総口数で割った価格です。
多くの場合は基準価格は1万円からスタートしますので、1万円より増えているのか減っているのかはある程度の運用成績を判断する目安となります。
※分配金がある場合は必ずしもそうとは言えません。
基準価格がすごく高くなっているファンドだとしても、今後まだ伸びていくのか、それとも下がっていくのかは予想が難しいので、一度に一つの投資ファンドを買い付けるのではなく、10回、あるいは100回、あるいは1000回と分散して購入する方が下がった場合・上がった場合も含め損をするリスクを減らすことができます。
回数を分散する際には買付サイクルを予め決めておくと良いでしょう。
毎月購入の場合なら、毎月25日に買い付けるといった具合に決めておきます。
なぜなら、今月の10日に価格が下がるとか、20日だったら価格が高くなるといった予想が難しいからです。
下がっていようが、上がっていようが、毎回同じサイクルで買い付けると決めることでタイミングによって悩まされることがありません。
分散購入は定数買い?それとも定額買い?
投資信託を例えば毎月分散して買い付けるという際には、毎月同じ数だけ購入した方がいいのか、それとも金額を決めて購入した方がいいのか、どちらでしょうか?
ここでまず株の儲け方を思い出してみましょう。
株というのは安い時に買って、高くなった時に売ると儲けがでます。
ということは、安い時になるべく多く買っておきたいですよね。
毎月定数を購入するという場合、
当月:10個 10000円 1個当たり1000円
翌月:10個 20000円 1個当たり2000円
翌々月:10個 5000円 1個当たり500円
ということで、合計35000円で30個購入したことになります。
これを毎月定額購入にした場合、
当月:10個 10000円 1個当たり1000円
翌月:5個 10000円 1個当たり2000円
翌々月:20個 10000円 1個当たり500円
ということで、合計30000円で35個購入したことになります。
定額購入をした時の方が、購入数も多いですし、そのうえ安い時に多く購入できていることがお分かり頂けると思います。
定数ではなく定額購入をすることで自然に安い時に多く、高い時は少なく買うということができているわけです。
これをドル・コスト平均法とか定額購入法と呼びます。
ちなみに、ドル・コスト平均法も万能ではありません。
例えば、価格がずっと右肩上がりに上昇し続ける場合は初めに一括購入した方が1株当たりのコストが下がり、儲けは増えます。
ただ、市場というのは長期的に見ればずっと上がり続けることは考えにくく、上がったものは下がり、下がるとまた上がるといった動きになることが多いため、一般的にドル・コスト平均法が用いられます。
分配させずに複利効果を狙う
投資信託の場合、分配の有り無しも選ぶ際の基準となります。
分配ありで年12回という毎月分配型の投資信託もあれば、分配なしの投資信託もあります。
分配金があり、しかも毎月となると良い投資信託商品のように思えてしまいますが、そういうわけでもありません。
一昔前にも毎月分配金を受け取れる投資信託が流行り、結構な資金を預けていれば、毎月数純万円も口座に振り込まれ、すごい儲かっているように思えるのですが、フタをあけると元金がとても減っていて、結局儲かっていたのか、それとも、元金割れを起こしていたのか、わからないといった状況でした。
何かすぐにでも手元にお金が必要という状況でない限り、長期的な資産形成を目的とするのであれば、分配金なしで、運用によって出た運用益を元本に組み込んで複利効果を狙った方が資産形成がしやすくなります。
長期的な資産形成目的での投資信託の場合は分配金なしで、運用益を元本に再投資できる商品を選ぶのがおすすめです。
貯蓄と投資信託の違い
銀行や郵便局に預金して貯蓄するのと、投資信託で資産運用することの違いについてもちゃんと知っておきましょう。
銀行などに預けたお金は1000万円までは仮に銀行が倒産しても保証されます。
これをペイオフと言います。ただし、普通預金や定期預金は保証があるけど、外貨預金は保証外といったように、ペイオフ対象となる口座が決まっており、ご自身の口座種類が対象であるかどうかは確認しておきましょう。
また、預金をしている間は、引き出さない限り元本が減ることもありません。
預金による貯蓄のメリットはご自身の資産を減らさずに貯めることができるという点です。
一方投資信託の場合、しっかり分散投資を行い、正しい買い方で運用すると、リスクをなるべく抑えながら貯蓄以上に資産を増やせる可能性があります。
ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンは投資の鉄則なので、リスクを抑えるということはローリスク・ローリターンの運用となります。
ですが、それでも正しい買い方をすれば、年利で4~7%ほどのリターンをローリスクで得られる可能性があります。
もし平均して年利6%で運用できた場合、バブル時代の定期預金なみの利息になるので、分かりやすく言うと、10年後には2倍近くに資産を増やすことができるかもしれないということです。
全くリスクを取らずに安全に10年後も預けたお金を保っておくのか、それとも多少のリスクを取り、投資信託によって10年後に資産を倍近くに増やすのか、どちらを選ぶのかはご自身の判断次第です。
投資信託は絶対に儲かるというお話しではありませんので、再度お伝えしておきますが、正しい投資信託の選び方・買い方によってリスクは軽減していくことができますが、絶対に損しない保証はありません。元本割れも起こり得ます。あくまでも自己責任となります。
投機ではなく投資をしよう
投機という言葉はご存じでしょうか?
投機というのは不確実だけど当たれば大きい利益を狙う行為や株などの短期売買によって差益を狙うような行為です。
イメージとしては博打や賭け事に近いです。
デイトレードはまさに投機ですし、上場したてのベンチャー企業の株を取得し株価が増えた時点で売却し、利益を得ようとするのも投機です。
なぜなら、専門知識があったとしても未来のことがわからない限り確実に儲かる保証はなく、仮に予想通りに買った時よりも株価が高くなれば儲けることができますが、予想が外れて株価が下がりっぱなしになれば、大損をする可能性も高くなります。
一か八かハイリスクを負ってハイリターンを狙うのが投機です。
一方投資は将来の利益のために金銭を投入することです。
もちろん、投資も損失が生じるリスクはありますが、あくまでもある程度の長期的視点で資金を投入し、利益をあげることを目的としており、これまでに紹介したような、分散投資、定時定額買付など基本的なルールを守りながら運用することでリスクを軽減しながら、リターンを期待できます。
日本においては投資のイメージが投機に近く、その理由は株の単体購入やデイトレード、FXなど、投機といえるような資産運用を行っているからではないでしょうか。
長期的に資産形成を行いたいと考えるのであれば、是非投機ではなく、長期的かつ正しい方法の投資で資産運用されることをおすすめします。
いざ投資信託で資産運用を始める際のポイント
どれだけリスクヘッジを行っても損失を完全に防ぐことは投資信託でもできません。
リスクがあると人は臆病になります。
毎日の株価の値動きが気になったり、リーマンショックのような株式市場などに大きなダメージを与えるようなニュースがあるととにかく損失を最小限に抑えようと売りに走ってしまいがちです。
みんなが売りに走っているからという理由で長期資産形成のための運用商品を手放してしまうのはとてももったいないことです。
投資信託で損失を出す理由の一つとして、値が下がった時に手放してしまうことが挙げられます。
下がった時に売るのですから、当然元本割れを起こし、損失がでます。
投資信託で長期的に資産運用をする場合には、ニュースや短期的な市場の動きに左右されない意志の強さも必要となります。
そのための心構えをお伝えします。
毎日の値動きをチェックしない
ここまで話してきたことは短期的な資産運用についてではありません。
あくまでも最低でも数年、多くの場合は10年以上の長期的な目線での資産運用について説明してきました。
であるならば、昨日今日の値動きに一体なんの影響力があるのでしょうか?
今日や明日に売ってしまうのであれば、もちろん今日明日の値動きは重要ですが、長期的な資産運用においては売るのは数年から数十年先のお話しです。
いちいち毎日の値動きに一喜一憂する必要はありません。
ドシッと深く構えていれば良いのです。
景気が悪い時こそ儲けるチャンスと思おう!
もし、投資信託を始めて翌月から値が下がりだし、ずっと下がった状態が数か月続いたとしたら、それは「やった!」と思いましょう。
というのも、ずっと運用が好調で元金に再投資され複利で増えるというのも良いのですが、結局のところ、買った時よりも売る時に値段が上がっていないと収益を得ることはできません。
ずっと値が下がっているということは、安い時に多く買えているということなので、上がった時には大きな収益が生まれます。
簡単な話、投資信託を始めて売る前日まで値が下がっていた状態で買い続けていて、売る当日に値が上がっていれば大きく儲けることができます。
分かりやすく数字で表してみましょう。
毎年10000円購入するとします。
開始年:1000円 10口 10000円
2年目:2000円 5口 10000円
3年目:2500円 4口 10000円
売却年:1500円 売却価格:28500円 30000円分購入して売却で28500円なので1500円の損失
開始年:1000円 10口 10000円
2年目:500円 20口 10000円
3年目:400円 25口 10000円
売却年:1500円 売却価格:82500円 30000円分購入して売却で82500円なので52500円の利益
いかがでしょうか?
利息による複利効果を無視していますが、単純な売却益は開始してから売却するまでの間にどれだけ安い時に多く買えているかで大きく違いが生じます。
周りの投資家が売りに走るような値下げが起こった時こそ買い時であり、将来の売却益につながるチャンスだと思っておきましょう。
ポートフォリオのバランスに気を付けよう
ポートフォリオというのは保有資産の組み合わせのことで、株や債券などの銘柄群のことです。
分散投資を行うということはポートフォリオは日本株、日本債権、海外株、海外債券といった組み合わせになります。
例えば、仮に全ての保有率が25%になるよう
日本株:25% 日本債権:25% 海外株:25% 海外債券:25%
で始めたところ、
数年後には国内と海外の株の好調が続き、
日本株:40% 日本債権:10% 海外株:35% 海外債券:15%
といったバランスに変わっていたとしたらどうでしょう。
お互いが反比例の関係にある株と債券のバランスが50:50だったのが、
75:25というバランスに変わってしまい、何かのきっかけで株価が暴落した際には大きな損失が出かねません。
そのため、ポートフォリオのバランスが崩れてしまった際には再度調整をかけることも必要です。
それをリバランスと言います。
しょっちゅう見直す必要はありませんが、1~3年に1回くらいはバランスを見て崩れているようならリバランスをかけましょう。
また、これまで好調であった日本のIT系企業株中心で運用しているAというファンドの運用成績が落ち出し、日本の製造業系企業株中心で運用しているBというファンドの運用成績が好調になりだし、そちらにポートフォリオ内の日本株の投資信託商品を乗り換えた方が良い場合もあります。
もっというと、世界的な経済情勢がガラッと変わり、ポートフォリオの中身そのものの見直しが必要な場合があります。
ポートフォリオの一部又は全部の内容を入れ替えることをリアロケーションと言います。
長期的な投資信託を行う上で、リバランスもリアロケーションも必要な対応となりますが、そもそも楽天証券などでファンド商品を見てみればわかりますが、数多くの銘柄があり、その中から最適なポートフォリオを選ぶのは簡単ではありません。
ご自身で見る目を養う、もしくは専門のプロにポートフォリオを作ってもらうなども必要になります。ですが、いくらプロがおすすめしようが、絶対的に正解なポートフォリオというものはありません。
とにかく、株だけに偏ったり、日本の銘柄だけの商品しか持っていなかったりといったことを避け、適切にバランス良く分散されたポートフォリオを築くようにしましょう。
売るタイミングだけは慎重に!
長期の投資信託を行う際に慎重になるべきなのが売るタイミングです。
売るタイミング次第で資産が大きく変わってしまう可能性があります。
直近にお金の工面が必要な状況がなければ、値上がりしたタイミングで売れるようにタイミングを待てばよいのですが、何か大きなお金を使う必要があり、売却までの期限があるような場合には慎重に売るタイミングを判断しましょう。
何となく老後の資金のために資産運用している場合には値が高くなるタイミングだけを見計らっておけば良いのですが、マイホーム購入や子供の学費などのために資産運用している場合は期限があるため、タイミングがとても大切です。
売るタイミングだけは間違えないように慎重になりましょう。