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生理痛対策

生理痛がひどい時に自分で出来る痛み対策方法を知っておこう

生理痛は多くの女性が悩める痛みとして知られていますね。
経血を外に排出するプロスタグランジンというホルモンが原因ですが、仕方ないと痛みを諦めたり我慢しがち。
生理痛がひどい時に我慢して通り越すのを待つよりも、自分でできる痛み対策を覚えておくと、毎月の憂鬱な気持ちも少しは軽くなります。

体を温めて血の巡りを良くしよう

体が冷えると血の巡りが悪くなり、子宮の筋肉が固くなったり骨盤内にうっ血が起こることがあります。
生理痛対策の基本中の基本は、体を冷やさないようにして温めることがポイントになります。
体を温める方法をいくつか紹介します。

足湯や入浴で温める

生理中の入浴は経血を増やすという説がありますが、実際には変わらないと言われています。
体を温める効果が期待できる入浴剤や、アロマテラピーとの併用がおすすめです。
生理痛は下腹部や腰など下半身に痛みが集中しますが、中には血管の拡張が原因で起こる頭痛もあります。

頭痛の場合はアロマバスは避けましょう。
体を温める精油は以下のような種類がおすすめです。

  • ジンジャー
  • グレープフルーツ
  • ローズマリー
  • ゼラニウム

生理中にお湯に浸かるのが嫌なら足湯でも構いません。

カイロや腹巻型ショーツなどを使用する

お風呂は家でないと浸かることができませんので、会社や外出先では貼るカイロや腹巻を使用しましょう。
他にも保温性が高い下着なども有効です。
短いミニスカートや裸足、足首が見えるような服装は体を冷やすのでNGです。

アロマテラピーを利用してリラックス

アロマは体だけでなく心にも働きかけるので、生理中の痛みの緩和にはおすすめの方法です。
種類が多いので自分が好きな香りで癒されるのもメリットですね。
アロマを使用するなら以下の注意点を知っておきましょう。

  • 高血圧やてんかんなど持病がある人は避けたい精油もある
  • 直接肌にはつけない
  • 敏感肌の人は薄めの濃度にする
  • 医療の代わりになる物ではないことを把握する
  • 血管の拡張が原因の頭痛にはマッサージは使わない

上記に気を付けながら、アロマテラピーを利用して行う生理痛緩和の方法を見ていきましょう。

アロマの温シップ

温シップのやり方は簡単です。

  1. 洗面器に熱いお湯を張る
  2. 精油を3滴ほどたらす
  3. そこにタオルを浸す
  4. 痛みのある場所に10分程度あてる

肩こりや首残りはもちろん生理痛の鈍痛にも効果的です。

アロマで部分マッサージ

ホホバオイルやグレープシードオイルなど基本のオイルに精油を混ぜてマッサージオイルを作ります。
精油ボトルのドロッパーは通常0.05mlなので、その場合オイルを10mlにするのが目安です。
作ったら手で温めてから、痛みのある部分に優しくすりこんでマッサージを行いましょう。

生理痛が改善されるツボ押しは期待大

神経やからだが緊張状態にあると、余計に痛みに敏感になってしまいます。
ツボ押しはリラックス効果をもたらすので、生理痛に効果的なツボ押しで不快な気分もリフレッシュさせましょう。

三陰交

三陰交は内側のくるぶしから、指を4本分上に上がったところにあるツボです。
ちょうどふくらはぎの中側にあります。
親指を押して刺激して、体全体の血のめぐりを良くしましょう。

腎愈

腎愈はウエストの一番細い部分の背骨を確認してください。
その背骨から左右に向かって指2本分移動したところにあります。
腰痛やむくみに効果的なツボとして知られています。
親指を押し当ててツボを刺激しましょう。

ツボは痛みがひどすぎる時は無理をせず、気持ちが良いと感じる程度からはじめてみましょう。

軽いストレッチで気分もリフレッシュできる

軽い運動やストレッチを行うと血行が促進されて痛みの緩和に繋がります。
仕事の合間に椅子に座ったままできるストレッチと自宅で行えるストレッチを覚えておくと便利ですよ。

椅子でストレッチ

ストレッチを行う際は危険なのでキャスターが付いていない椅子で行ってください。

  1. 椅子に座った状態で足を少し開く
  2. 開いた足の間に上体を入れ込みながら前屈します
  3. おへそを見ながらゆっくり体を起こす
  4. 最後に顔をあげて前を見る

何回か繰り返すと良いでしょう。

下腹部の血行改善のストレッチ

股関節を広げることで下腹部の血行を促すストレッチ法です。

  1. 足の裏同士をくっつけて座り、両足首を両手で持つ
  2. 体をゆっくりと倒し10秒キープを繰り返す

ポイントは顔だけを足に近づけるのではなく、背中ごと全体を曲げるイメージが大切です。

生活の中で気を付けることを知っておこう

対策方法はもちろんですが、普段の生活の中で生理痛をひどくしないためのポイントも知っておきましょう。

  • 首の付く部位を冷やさない
  • 睡眠をしっかりとる
  • ストレスケアを意識する

上記のように手首や足首、首と名前に首の付く部位は浅い部分に動脈が走っています。
そのため外気によって血液の温度が下がりやすいため、マフラーを巻いたり靴下を履くなどの対策を行いましょう。

また睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、ストレスがたまってしまいます。
寝る1時間前はスマホやテレビで脳を刺激せずに、睡眠の質を高めるようにしましょう。

あまり無理をせず、部屋でごろごろしたり好きな映画を見るなど心身を休めてリラックスさせてあげることも大事です。

食べ物で内側から生理痛を改善

生理痛を和らげるためには、体の血行を良くすることが大切だと先ほど述べました。
それと同じで体が温まる食材を選ぶと内側から血のめぐりを良くすることができます。
またストレスケアのできる食材をはじめとした栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
生理中に食べたい食材を覚えて参考にしてください。

大豆製品

大豆製品にはトリプトファンという抗ストレスやメンタルを安定させる成分が含まれています。
豆腐や納豆などを積極的に摂りましょう。

黒豆やひじきなど黒い食材

ひじきやごまなどの黒っぽい食材は女性ホルモンを整える作用が期待できます。
ミネラルも同時に摂取ができるので、メンタルを安定させたり生理で食欲増進による暴食を抑えてくれます。

体を温めるもの

体を温める以下のような食材も摂取すると良いでしょう。

  • にんにく
  • たまねぎ
  • しょうが
  • 甘酒

これらで内側から体を温めて、血の巡りを良くしましょう。

無理をせず鎮痛剤に頼るのも対策のひとつ

痛みに耐えられないほどであれば、鎮痛剤を利用するのもひとつの対策方法です。
薬で痛みを抑え込むのは体に良くないと考える人も多いですが、痛みを我慢したまま1日が終わるのも大変つらい事です。
上手な使い方や注意点をしっかり確認すれば薬も怖くありません。

薬は飲んでいると効かなくなるの?

用法や用量を守って飲んでいれば、効かなくなることはないようです。
痛みを我慢し続けたあとに飲んだ場合、痛みの原因物質が増えすぎて効きにくくなることはあります。

薬を飲むタイミング

痛みをこらえて我慢できなくなったら飲むという人もいますが、実は薬は痛みの物質を抑えるのが主な働きです。
そのため原因物質が増える前段階の痛くなる前に飲むことをおすすめします。
痛くなりそうだなと感じた時に飲み、事前に苦痛に備えて飲むようにしましょう。

生理痛はただ我慢をするだけではなく、痛みと上手な付き合い方をすることがうまく乗り越えるコツです。
自分の体と相談しながら色々な方法を試してみて、自分に合った対策方法を取り入れてくださいね。

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