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妊娠したかも?初期に現れる症状とその後の過ごし方について

生理が遅れているし、なんとなく体の様子もいつもと違う。
もしかして妊娠したかも?と思うと、急に色々なことが気になり始めるものですね。

妊娠初期にはどんなことが起きるのか、体や心に起きる症状や変化をまとめました。

妊娠初期に起こりやすい体や心の変化

妊娠初期にはさまざまな体調の変化や不調が現れますが、その多くは他の病気などの症状とよく似ていて見分けがつきづらいものです。

妊娠初期に起こりやすい、病気なのか妊娠のせいなのかがわかりづらい症状を見てみましょう。

風邪のような症状が続く

微熱や体のだるさ、頭痛、鼻水などの症状が続くと風邪かな?と思いますが、薬を飲むのはちょっと待ってください。

妊娠初期は基礎体温の高温期が続くので、熱っぽく感じたり逆に熱が上がる前のような寒気を感じる人もいます。

また妊娠初期に分泌が増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で血管が拡張したり、ホルモンバランスの崩れなどから頭痛が起きやすくなります。

胃腸症状が出る

下痢や便秘、胃がムカムカする、吐き気やゲップ、ガスが溜まっておならが多くなる、お腹が張る、下腹部の痛みやシクシクする感じなど、胃腸の調子が悪いときと同じような症状が出ることもよくあります。

普段から胃腸薬をよく飲む人は、この時期注意したほうがいいかもしれません。

トイレが近くなる

骨盤内がうっ血したり子宮が大きくなり始めるために膀胱が圧迫されたり、血液中の水分量が増えることから、妊娠初期から頻尿になる人もいます。

トイレを我慢すると膀胱炎になりやすいので、あまり我慢せずにトイレに行くようにしましょう。

歯が痛くなる

虫歯や歯肉炎と間違いそうですが、歯が痛くなったり歯茎が腫れたりすることもあります。

妊娠誠意歯痛といわれる症状で、ホルモンバランスの関係で神経が過敏になるために現れる症状だと言われています。

おりものの量や色が変化する

変化のしかたは人それぞれ違いますが、いつもと違うおりものが出る人もいます。
量が増えたり色が違ったり、反対に妊娠したらおりものが出なくなったということもあります。

病気のときのようなおりものが出ることは少ないですが、色が薄いピンクや赤茶色などになることもあります。
慌てずに様子をみるといいでしょう。

生理やPMS(月経前症候群)と間違いやすい症状

PMS(月経前症候群)はホルモンバランスの変化によってさまざまな不調を感じる症状ですが、それと良く似た状態になります。

いろいろな種類がありますので、注意点含めて確認しておいてください。

イライラや情緒不安定

妊娠すると急速にホルモンバランスが変化し、乱れが起こることから気分も不安定になります。

ささいなことでイライラしたり、気分の浮き沈みが激しくなったり、急に悲しくなって落ち込んだりという症状が見られます。

眠くてしかたない

黄体ホルモンの影響で寝ても寝てもとにかく眠い、異常なほどの眠気に襲われるのも妊娠初期に起きやすい症状です。

いつもにはない眠気が襲ってくることもあるので、車の運転や仕事中の事故に注意しましょう。

肌荒れや口内炎

ホルモンバランスの乱れのために、ニキビや炎症、肌の乾燥やシミといった肌トラブルが現れたり、口内炎になりやすくなる人もいます。

エストロゲンが多く分泌され始める、妊娠15週目以降には落ち着いてきます。
それまでは化粧品や石鹸などを敏感肌用に変えるなどして、乗り切ってください。

少量の出血をする

着床出血といって、まれに排卵日から2週間ほどあとに出血をすることがあります。

色も薄く、少量のおりものに血が混ざったような状態の人もいれば、生理と間違えるような出血がある人もいます。
着床出血は1日から数日続きます。

もしいつもの生理とは違う出血が続く場合は流産の可能性もあるため、産婦人科を受診するようにしてください。

胸が張ったり乳首が痛い

女性ホルモンが乳腺を刺激し、母乳を与えるために乳腺や乳管が発達するために、胸が張ってきたり乳首が痛くなったりします。

また乳首が黒くなったり、かゆみや違和感を覚えることもあります。

つわりの症状が出始める

つわりが出始めるタイミングは人によって違いますが、早い人では妊娠4週目か5週目頃から出始める人もいます。

味覚や嗅覚の変化

今までおいしく食べていたものが急に食べられなくなったり、反対にそれまで苦手だったものが食べたくなったりします。

また同じものばかり我慢できないほど食べたくなったり、ある匂いがすると吐きそうになったりといったことも起こります。

たばこの匂いや煙に敏感になる人も多いようで、これをきっかけに禁煙する人もいます。

食欲がなくなったり、増したりする

まったく食べられなくなる人もいれば、食欲が旺盛になる人もいます。

あまり食べられない人は、これなら食べられるというものを見つけて、少しずつでも食べるようにしましょう。

反対に食欲が増した人は、急激な体重の増加に注意してください。

吐き気がする、唾液が増える

急に吐き気に襲われたり、嘔吐したりすることもあります。
また唾液が増えるのもつわりの症状のひとつです。

あまり無理をせずに、辛いときは横になるなどして乗り切りましょう。

妊娠の初期症状はあくまでも目安に

ここまでご紹介した以外にも、むくみや立ちくらみ、めまい、貧血などの症状が出る人もいます。

妊娠したときの初期症状は人によって千差万別で、時期も出方も強さもバラバラです。

これらの症状はあくまで妊娠した人の経験に基づくものですから、こうした症状があったからといって必ずしも妊娠しているわけではありません。

また間違いやすい症状があるように、病気の症状である場合も否定できません。

生理が遅れていて、これらの症状もあるという場合は、次の生理予定日を1週間程度過ぎたあたりから妊娠検査をするといいでしょう。

妊娠初期の過ごし方や気をつけたいこと

まだ妊娠がはっきりしなくても、妊娠の可能性がある時期には注意したいことがあります。
あとで後悔しないように、次のようなことに気をつけてください。

レントゲンは撮らない

レントゲンも基本的には大丈夫だろうと言われていますが、避けておくのに越したことはありません。

緊急の場合は別として、妊娠の可能性があることを医療機関に伝えれば、レントゲンの撮影はしないのが普通です。

市販薬は飲まない

妊娠初期の薬の影響は実際にはあまりないことが多いのですが、妊娠がわかったあとで薬を飲んだことを思い出すと、赤ちゃんが生まれてくるまで心配なのがお母さんの心理です。

加えて、赤ちゃんに万一何かしらの障害があった場合など、お母さんの心理的負担は相当なものになります。

薬が必要なときは医療機関を受診し、妊娠の可能性を伝えて赤ちゃんに影響のない薬を処方してもらえば安心です。

飲酒や喫煙

妊娠中の喫煙がお腹の赤ちゃんに及ぼす害については、はっきりとわかっています。

妊娠がわかってからタバコを止める人も多いですが、妊娠の可能性がある女性は妊娠前から喫煙をするのが本来は望ましいです。
もしまだ禁煙していなかったとしたら、妊娠かも?と思った段階ですぐに止めましょう。

タバコの副流煙の害も大きいので、パートナーにも一緒に禁煙してもらうのが理想です。

またお酒についても妊娠の可能性がある時点で、すぐに飲むのをやめましょう。
毎日、または大量の飲酒の習慣がある人は、妊娠を考え始めたらお酒は控えめにするのが正解です。

産婦人科は早めに受診しましょう

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、もしくは妊娠かもしれないと思ったら、早めに産婦人科にかかりましょう。

妊娠がはっきりしたら、気持ちも心構えも変わりますし、異常妊娠などがあった場合にも早く発見できます。

また病院での生活指導やアドバイスも受けられますので、妊娠初期の不安も解消できるでしょう。

妊娠初期は大切な時期ですので無理をせず、周囲の協力も得ながらできるだけリラックスして過ごすようにしてください。

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