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妊娠中で働いている職場での注意したい振る舞い方

妊娠中に働いている職場での注意したい振る舞い方

妊娠中の働く女性の多くは、職場での振る舞い方に悩んでいます。
最近は働く妊婦への理解が深まってきているとは言え、そのように理解のある職場ばかりではありません。

職場仲間の大半が男性の場合は、妊娠中の女性の気持ちを理解してもらうのが難しいでしょう。
逆に女性が多い職場では、嫌味を言われることもあります。

でも自分の振る舞い方次第では、働きやすい環境にすることも可能です。
お互いに気持ち良く仕事をしていくためにも、事前に避けたほうが良い振る舞い方やおすすめの振る舞い方を把握しておきましょう。

妊娠の報告が遅いと周囲に迷惑がかかる

妊娠がわかったら嬉しい反面、職場にはいつ報告したら良いのだろうと悩むのではないでしょうか。

妊娠9週目頃までは流産をするリスクが高いため、安定期に入ってから報告しようと考える人も少なくありません。

でもできることならば、上司には早い段階で伝えておくことをおすすめします。
そのほうが体調がすぐれない日が続くときなども、スムーズに休みをもらうことができるからです。

仕事仲間への報告は、妊娠12週頃でも良いでしょう。
一般的には妊娠9週目~12週目頃まではひどいつわりに悩まされることが多く、精神的にも不安定な日が続きます。

ですから仕事をしていても休憩をとることが増えたり、イライラして周囲に八つ当たりをしたりすることもあるかもしれません。

妊娠の報告をしていれば少しは状況を理解してもらえる可能性がありますが、何も知らない状態でこのような態度をとられたのでは周囲の人も困惑するでしょう。

できる仕事とできない仕事も伝えておこう

妊娠は病気でもなければ、悪いことをしているわけでもありません。
でもだからと言って、妊娠中で大変だからと当然のように仕事量を減らすのは考え物です。
とは言え無理をすることはできないので、あらかじめできる仕事とできない仕事を伝えておくと良いでしょう。

例えば、これくらいの重さならば持てるけれどこれくらいの重さは持てないなど伝えておけば、周囲の人も仕事を頼みやすいと思います。

立ち仕事をしている場合は、座ってできる仕事に変えてもらえないか相談してみるのも良いでしょう。

また出産後も仕事を続けるのか否かも、早い段階で伝えることをおすすめします。
そのほうが、周囲にかかる負担を減らすことができるからです。

仕事を続ける場合は、産休の期間も明確にしておきましょう。

トラブルを避けるためにはひと言をつけ加えることが大切

妊娠中はできない事や休憩をする事などが増えるため、どうしてもその分周囲の人に負担がかかってしまいます。

ですから仕事を頼むときや休憩をするときなどは「ご迷惑をおかけしてすみません」などと声をかけましょう。

なるべく妊娠を報告する段階で「負担をかけることになるかもしれませんが、申し訳ありません。よろしくお願いします」と伝えておくのが理想的。

そうすれば、できることは協力してあげようと思うでしょう。
しかし中には当然のような顔をして、周囲の人に仕事を頼むケースもあります。
これでは頼まれたほうは、良い気持ちにはならないでしょう。

妊娠中の女性にこのような態度をとられて、トラブルになるケースも稀にあります。
ですから、必ずひと言を添えるようにしましょう。

妊娠中は体調がすぐれないことも多いですが、なるべく周囲の人に感謝の言葉を伝えるようにすれば、お互いに気持ち良く仕事ができます。

みんなの前で堂々と休むのは止めよう

お腹が大きくなってくると体が重くなるので、腰や足が痛くなって休憩をしたいと思うことが増えます。

しかしだからと言って、みんなが仕事をしている前で休憩をするのは考え物です。

中にはお菓子を食べたり、テレビを観たりして堂々と休憩をしているケースもあるようです。
いつも通りに仕事をしている人がそのような行動を見れば、嫌な気持ちになることはわかるでしょう。

ですから休憩をするときは、休憩室や医務室などで休むようにしてください。
また「だるい」とか「眠い」などの言葉を何度も言うのも、なるべく止めたほうが良いです。
そのような気持ちになるのはわかりますが、妊娠を経験していない人はその気持ちが理解できません。

ですから、仕事中に何度もだるいとか眠いなどのネガティブな言葉を聞かされると、うんざりするでしょう。

つわりがひどいときは思い切って休もう

つわりがあっても、周囲の人に迷惑がかかるからと無理をして職場に出勤をする人も少なくありません。

もしくは、上司に言いにくいために無理をして出勤をする人もるでしょう。

しかしつわりは本当に辛いもの。

仕事が手につかなくなるほど頻繁にトイレに駆け込む場合もあります。
それでは出勤をした意味がありません。

ですからつわりがひどいときは、上司にそのことを伝えて休みをもらうことをおすすめします。
人によっては長期間休むこともあるかもしれませんが、体が1番なので仕方がありません。
もし上司に言いにくい場合は、産院で母性健康管理指導事項連絡カードをもらって、それを職場に提出しましょう。

つわりがひどいときなどに職場に出せる申請書で、医師からの指導事項が記入されているので、スムーズに休みをとることができます。

引継ぎは早め&丁寧に行うことが大切

妊娠5カ月くらいになったら、引継ぎのための準備を少しずつはじめましょう。
自分がいなくても円滑に仕事ができるように、やるべきことをファイルにまとめておくのがおすすめです。

ポストイットや蛍光ペンなどを使って、重要事項を際立たせるのも良いでしょう。
ファイルが完成したら、引き継ぎをする相手に丁寧に仕事の内容を伝えましょう。

自分がいなくても完璧に仕事ができるようになったら、自分の居場所がなくなるのではないか…と不安になって、適当なことを伝えるのはNG。

誰が見ても仕事の内容がわかるようにしておけば、産休中でも円滑に仕事が進められるので、かえって感謝をされるでしょう。

産休後も、気持ち良く仕事ができるはずです。
もし出産を機に仕事を辞める場合も、新しいスタッフに丁寧に仕事を教えてあげましょう。

感謝の気持ちを伝えずに去るのはNG

働いている妊娠中の女性の中には、稀に産休前の挨拶をないがしろにする女性もいます。
あと少しで辞めたり長期休暇に入ったりするため、丁寧に挨拶回りをする必要はないと考えるようです。

しかし辞める場合も仕事を続ける場合も、社会人なのですから最低限挨拶はしたほうが良いです。

妊娠中に負担をかけたことのお詫びや、感謝の気持ちを伝えましょう。
お菓子を配ると場がより和むのでおすすめです。

これまでにお菓子を配っていた先輩ママがいたか否かを上司に聞いて、お菓子を配った前例があるのならば自分も配るようにしましょう。
ここでもひと言感謝の気持ちを添えれば、仕事仲間も気持ち良く送り出してくれるはずです。

まとめ

妊娠中は心も体もしんどい日が続きますが、職場ではなるべく周囲の人に配慮をして行動することが大切です。

皆が皆、妊娠中の働く女性の気持ちがわかるわけではありません。
ですからなるべく波風が立たないような振る舞い方をすることが大事です。

妊娠の報告や今後の仕事の進め方、これから起こり得ることなどは、早めに上司に伝えましょう。

働いているときは、感謝の気持ちやお詫びの気持ちなどをきちんと周囲の人に伝えましょう。
そうすれば、自分も相手も気持ち良く働けます。

しかし自分の体ももちろん大事なので、無理をするのは禁物です。
体調がすぐれないときは休みをもらって、後のことは元気になってから考えましょう

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