進化する脱毛事情・今はつるつるすべすべが当たり前になっているの?
夏が近くなると、急に気にする女性が増えるのがムダ毛の問題。
衣服に隠れている冬の間はケアをさぼっていても、薄着の季節を前に焦ってしまう女ゴコロ、わかります。
そこで今回は、進化する脱毛事情について調べてみました。
痛い、怖い、面倒くさいをまとめて解決できる最新の脱毛法をご紹介します。
目次
女性のムダ毛、男性はどう見ている?
ここ数年の間に脱毛に関する意識がどんどん変化していると感じませんか?
以前は少しくらい腕や足にうぶ毛がある女性に対しても、それほど気にする男性は多くなかったのですが、2017年の調査では意外な結果が出ました。
20代の男性100人を対象に行ったアンケート調査では、なんと96%の男性が女性のムダ毛が気になった経験があると答えています。
参照:https://nii-na.com/matome/180/
最も気になるのはワキで、半袖のシャツからのぞいたムダ毛にひいたとか、お手入れをサボっている感のある毛穴のポツポツも許せないのだとか。
ワキの次に気になる部位の2位は脚で、3位は腕・手という結果も出ています。
職場や学校で、電車の中で、男性は意外にしっかり見ているのですね。
最近の男性は女性の肌はつるつるすべすべなのが当たり前と思っている傾向があるようで、それだけ現実にがっかりするということなのかもしれません。
気になるVIOの脱毛は?
さらに女性のデリケートゾーンの脱毛について男性137人に調査したところ、ハイジニーナ脱毛が好き、まあまあ好きと答えた男性はあわせて47%にもなっています。
参照:https://nii-na.com/matome/240/
約半数の男性がデリケートゾーンもキレイに脱毛してほしいと思っているとは、正直意外な感じもします。
ハイジニーナを脱毛している女性に対しては、清潔感がある、気を遣っているという印象があり、好感が持てるということです。
この結果に応えるように、女性の約2割は全身脱毛をしていて、ハイジニーナやVIOラインのいずれかの脱毛をする女性も年々増えています。
もはや女性の肌はつるつるですべすべなのが、当たり前の時代に突入しているのかもしれませんね。
※デリケートゾーンの脱毛のことをハイジニーナ脱毛やVIO脱毛と呼びます。特にハイジニーナ脱毛はVゾーン、Iゾーン、OゾーンのVIO全てを脱毛することを指します。
最新の脱毛、SHR脱毛とは?
サロンや医療脱毛も当たり前になっている昨今、脱毛にもニードルやレーザー脱毛、光脱毛などさまざまな方法があることは多くの方がご存知でしょう。
さらにここにきて、新しい理論による脱毛方法が現れて話題を呼んでいます。
それがSHR脱毛ですが、どんな脱毛方法なのか気になりますね。
バルジ領域にダメージを与えて脱毛する
バルジ領域!?なにそれ?と思う人も多いと思いのではないでしょうか。
SHR脱毛は、従来の脱毛理論とは全く違う方法で毛を生えなくしてくれる脱毛方法です。
どこが違うのかというと、従来の脱毛では直接毛根にダメージを与える方法だったのに対して、SHR脱毛では皮膚の下にあるバルジ領域と呼ばれる部分にダメージを与えて破壊することで、毛の生成を止めてしまう方法なのです。
そもそもバルジ領域って?
バルジ領域というのは、毛乳頭や毛母細胞よりも表皮に近い部分にあり、毛の生成に重要な働きをする発毛因子を作り出している部分です。
毛包幹細胞と色素幹細胞が存在していて、バルジ領域で作られた発毛因子が毛母細胞に供給され、毛の成長が促されるという、発毛に重要な役割を果たしている場所になります。
そこでこのバルジ細胞にダメージを与えて破壊してしまえば、毛は生えなくなるというのがSHR脱毛の理論なのです。
SHR脱毛が優れていると言われる理由
他の脱毛方法に比べ、優れている点を詳しく見てみましょう。
どんな人でも施術が可能
従来のレーザー脱毛や光脱毛では、メラニン色素に反応して毛根を破壊するため、日焼けしていて肌が黒い人や金髪の人、うぶ毛や細い毛などの脱毛はできません。
でもSHR脱毛ならメラニン色素に反応するわけではないので、脱毛ができなかった人でも施術できるようになります。
施術時間が短い
SHR脱毛は蓄熱式というシステムで従来よりも広範囲をすばやく滑らせるようにして照射しますので、1回の施術時間が短くなります。
全身に照射しても、約30分とあっという間に終わってしまいます。
仕事が忙しくて、なかなか時間が取れない人でも通いやすいのが嬉しいですね。
痛みが少ない
従来の脱毛機では強い痛みがあって最後まで照射できない人や、高温でやけどしたり肌トラブルが起こってしまう人が少なからずいました。
それに対してSHR脱毛は広範囲に弱いレーザーを何度も照射する方式のため痛みを感じづらく、温度も45℃から50℃くらいなので、やけどの心配もありません。
脱毛が完了するまでの期間が短い
SHR脱毛では従来のように脱毛周期を計りながら照射する必要がないため、短期間に何度も施術を行うことが可能です。
ですから半年程度で全身の脱毛を完了することもできます。
SHR脱毛の優位ではない点
メリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもありますので確認が大切です。
実績が少ない
バルジ領域が発見されたのは2000年から2001年で、脱毛症治療の研究の一環として見つけられた、まだ新しい領域です。
SHR脱毛も最新の脱毛方法ですから、圧倒的に実績が足りません。
実績を重視する人には向いていないと言えるでしょう。
サロンやクリニックが少ない
SHR脱毛はまだ新しく機械も高額のため、まだ取り入れているサロンやクリニックは多くありません。
これから広まってくるとは思われますが、現在はお住まいや勤務先の近くに施術を受けられる場所がなく、通いづらいという問題があるかもしれません。
費用がかかる
レーザー脱毛や光脱毛では行っている店舗数も多く、キャンペーンやセット価格などでお得に脱毛できるようになっていますが、SHR脱毛はそれに比べると比較的費用が高いと感じます。
SHR脱毛のメリットとコストを考えたときに、高いと思う人はやめた方がいいですね。
SHR脱毛ができる脱毛機の主な種類
SHR脱毛が可能な脱毛機は、いくつかあります。
つるつるすべすべの為にチェックしておきましょう。
メディオスターNext/Next Pro
最大の特徴はバルジ領域だけでなく、毛根にも同時にダメージを与えることができる点。
バルジ領域と毛根にそれぞれ作用する2種類のレーザーを同時に照射し、脱毛効果を高めます。
従来の脱毛機に比べて痛みも少なく、施術時間も早いので、痛みが苦手な人でも施術可能です。
ルミクス・ツイン
1秒間に10ショット、1分間で600ショットというハイスピードでレーザーを照射できます。
ワキは1分、両足で3分程度で照射が完了できるという、短時間の施術がメリットでしょう。
毛質にあわせて細かくレーザーの設定ができるので、うぶ毛、金髪、日焼け、ほくろなども気にせず脱毛ができます。
ソプラノアイス
医療用の蓄熱式ダイオードレーザーです。
痛みが強いイメージがある医療用レーザーですが、この機械は痛みを大幅に軽減し、さらにジェルで冷やしながら施術するので、施術後の肌トラブルも最小限に抑えることができます。
照射面積が広くレーザーのうち漏れが少ないので、スピーディーにムラなく照射できます。
ハヤブサ
業界最速と言われるドイツ製の脱毛機です。
施術時間は従来の4分の1で、8倍の冷却システムで照射できる最新の脱毛機です。
痛みやトラブルがかなり軽減されますので、痛みが怖い、苦手という人も安心して施術を受けられますね。
進化する脱毛事情
脱毛の技術はどんどん進み、オトクな価格設定で通いやすい店舗が増えているので、脱毛は誰でも普通にしているという感覚に変わっていますね。
女性だけでなく、男性も積極的に脱毛をしている時代。
最新の脱毛方法で一歩先を行ってみるのもいいかもしれませんね。